素肌に着ることを前提に仕立てる浴衣
赤ちゃんを包むのに都合の悪いわけはございません♬
夏の蒸し暑さをしのぐための浴衣はさらりとして薄い事もしばしば
丈夫にするために中にアンコをはさみます!
今回は・・・
おばあちゃまの浴衣をおんぶリンにというご注文
とにかくお送りいただいて、ほどくところからやらせていただきました。
手縫いの浴衣は、布幅が反物そのままか、2分の1幅
おんぶリンの幅は、反物幅プラス2分の1幅
前たてやエリまでしっかりほどき、つなげると本当にほぼぴったりおんぶリンになりました。
袖もエリとチカラ布になり、少しだけ余った生地もちょうど巾着になりそうなくらい。
つま先から踵(かかと)まで肩の接ぎが無いので長い生地になりました。
切り込みが入っているエリのところも、斜めではなく真直ぐな切り込みなので、切りそろえる必要が無くつまんで丈夫にしました。
体のサイズに合わせて切ってしまうはずの縫い代が、そのまま残っているのが着物なんですね~
袖の丸みの中にもきちんと生地が残っていて、四角い使いやすい生地に戻ります。
昔の人は、着物が古くなるとほどいて薄くなった部分を入れ替えてまた縫い合わせて着ていたので、最小限のパーツで仕上げ、着物を着尽くしたのだろうな~ということがとてもとても良くわかり感動の縫いほどきでした。
浴衣の肩から背中の補強に縫いこまれていたさらし
おんぶリンを丈夫にするためのアンコに使わせていただきました。
半分に切って挟み込むと、何とちょうど赤ちゃんのお尻を持ち上げる部分までの長さがありました。これには本当にびっくり!! 1mmも余分は有りません。
浴衣のおんぶリンは、丈夫に仕上がりました(^_^)v
そして、ステキな仕上がりには、本当に感動です。
反物ですので、柄の出方に無駄や空きがありません。
どこからどう眺めてもステキです!
左が結び目無し通常スタイル 右は首元をめくったスタイル
肩布がコンパクトになって肩の上げ下げが楽ちん♬です
【アップ編】左が結び目無し通常スタイル 右は首元をめくったスタイル
肩布がコンパクトになって肩の上げ下げが楽ちん♬です
カンガの柄にも感動しますが、
これが民族布の伝統なのですね~
我が家の浴衣も早速おんぶリンにしてみようと思いました♬
浴衣deおんぶリン いつでも承ります(^_-)-☆
なお、縫いほどきの手数料を別途いただきますのでご承知おきくださいませ。
感動するけれど大変なのです・・・(^-^;
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